2024年01月09日

災害に遭われた時は税金の話は後で考えればいいです

どうも、企画部です。

皆様ご存じの通り、新年1月1日に能登半島で地震が起きまして、
現在も多くの方が避難生活をしていらっしゃいます。
被害に遭われた方に、心よりお見舞い申し上げます。

我々は税理士法人ですので、災害時の税の事を申し上げようと思ったのですが、
実は災害にあった時は、税の事は後回しにして良いシステムになっています。
1/9現在国税庁のWebサイトでもアナウンスされていますが、
納税地が石川県・富山県である場合、令和6年1月1日以降に到来する国税の申告・納付等の期限が、全ての税目について、自動的に延長されます。いつまで自動延長なのかは状況に配慮しつつ検討との事です。
詳しくは下記のURLをご覧ください。
https://www.nta.go.jp/data/060109.pdf

また、石川県・富山県以外に納税地がある方でも、被災され、申告・納付等ができない場合には、税務署に申請すれば納期限の延長が可能です。
そしてこの申請については、状況が落ち着いた時に、申告・納付等と同時にできますから、今税金の事をせずに、まずは災害に対応していただければ幸いです。

そして、被災地域以外の方向けに言うと、
「寄附金全額が被災地に行く寄附」は、ふるさと納税扱いとなり、控除上限金額以内の寄付であれば、自己負担が2,000円で済みます。
ふるさと納税の特徴である「自分の住んでる自治体以外へ税金を納める」事が、災害発生時には強みとなります。
例えばです、いつも5万円くらいふるさと納税してる方、4万円は普段通りふるさと納税して、被災地域に1万円寄附しても、2,000円の自己負担です。ふるさと納税は最大で寄附額の3割程度がお礼の品の価値ですから、3,000円のものを我慢して、1万円送る事ができる寸法です。尚、住んでいる自治体はちょっと税収下がります。
また、震災関連で活動している団体に寄附する場合にも、特定の団体(認定NPO法人や赤十字等)であれば税金が減ります。
こちらはふるさと納税ほど税の軽減が無いため、持ち出しはそこそこな割合(一番効率良くても45%程度持ち出し)になりますが、それでも税金は減りますし(まあ、実際には皆さんの寄付が被災地のためになるので、目的指定の税金みたいなものですが)、ふるさと納税の控除上限金額を圧迫しません。
圧迫しない理由は今後ブログで詳しく解説しよっかな、と思っておりますが、よほど巨額を寄附しなければ圧迫しない、と思っていただいてかまいせんです。


新年早々大変な事態となっており、心が痛みます。
ただ、税って意外と身近な存在で、災害時にもこうして職能を活かせる話ができるのだなぁと実感しております。ちゃんと世の役に立っていると良いなと思いつつ、これからも少しでも皆様のお役に立てるよう、本年もこうして情報発信をしてゆきたいと思っております。
本年も税理士法人エムエムアイ及び、本ブログをご愛顧いただけますと幸いです。
宜しくお願いいたします。

企画部 天野
posted by MMIスタッフ at 16:44| Comment(0) | 日記

2023年11月28日

今年のブログはこれでラストです

どうも、企画部です。

今年も11月が終わります。
12月は例年同様、ふるさと納税のご相談対応で個人的な繁忙期となる関係で、このブログはお休みいたします。
再開は来年1月ですから、今年はこれで最後の更新となりますです。

税理士法人エムエムアイのスタッフブログ、という体の当ブログでございますが、割とためになる情報もあれば、どうでもいい情報も発信しております。
スタッフブログと言いつつも、書く人が居ないため、結構個人ブログみたいになってしまっていますね。もうちょっといろんな人に書くのを手伝ってもらおうかなぁ。
あ、お客様のイベント情報とか、新製品とか掲載可能ですから、もしこれを見ていて告知したいものがある方は、ぜひともお客様担当者宛にご一報ください。
ふるさと納税ブーストが当然かかっていますが、実はこのブログ、一日100人くらいは余裕で閲覧しているようなんで……。と、今アクセス解析見たら戦慄しました。

一応このブログで「あんまりやらない事」を決めておりまして、政治とかギャンブルとかの話題はあんまり出さない方がいいかなと思ってやっていません。
わたくし実は過去にパチンコパチスロ雑誌の編集とかしてた関係で、今でも業界の情報等にいい距離感で触れているんですが、やはりジャンルがジャンルだけに、忌避される方もいらっしゃるから、一応オフィシャルのブログでそれを書くのは違うよなぁと。
政治についても、税の話題とはなかなか近いですが、特定の政党・政策のハナシをするのも違うよな、と。
税理士法人なので、もちろん決まった政策・税制などは紹介しますが、度を超えた論述をしないようにしています。
逆にゲームの話題は昨今はみんなやってるんでヨシとします。独断と偏見過ぎるがまぁ、バランス感覚は一応持って、ちゃんとオフィシャルである事を自覚しておりますよ、という内外向けのアピールです(笑)

昨今はネット上の論説には反対意見的なものが付きます。どんな普遍的なものであっても、どんなやさしさを込めたものであってもです。双方向の意見陳述が可能なSNS全盛期なので、仕方無い部分もあると思うのですが、もうちょっとみんな、平和に生きた方が楽なのになぁ、と思ったりしています。
また、こういうスタッフブログではありますが、きっといつかそういう心無い意見だとか、考えても居なかった指摘だとかを受ける事もあるとは思いますが、そういう時でも落ち着いて、オフィシャルである事を忘れないで対応してゆこうと思っております。
一応は広報で、プロです。お金が発生していますから。この文章を書いている時間は勤務時間です。
そういう事を忘れずに、見ていただいている方に感謝して、この文章を書く事を許容してくれる会社に感謝して、割と自分ルールでも言論を許してくれる社会に感謝して、今後も書いてゆきたいと思っております。
面白いと思ってみていただきたいが、炎上は、避けたい! という一心でございますので、今後ともゆるゆると、寛容な心で見ていただけると幸いです。

弊社ブログを本年も閲覧いただきありがとうございました。
引き続き、税理士法人のサービス案内だとか、ふるさと納税の事だとか、まったく関係ない個人的な事だとかを、日々更新して参りますので、空き時間等にお付き合いいただけると幸いです。
また来年お会いしましょう。

企画部 天野
posted by MMIスタッフ at 16:40| Comment(0) | 日記

2023年11月21日

庭園の評価

 日本庭園と言えば、京都龍安寺の石庭や、金沢兼六園の雪吊りなど全国にたくさんの名所があります。四季の自然の美しさを愛する日本人には、庭にも特別の思い入れがあり、居宅に日本庭園が造られ、そのまま相続されることもあります。

宅地ではなく設備の評価
 相続税では、財産評価基本通達(評価通達)により、庭園は宅地ではなく、家屋に附属する庭園設備として評価されます。家屋には含まれず、単独で評価され、評価額は、調達価額の70%とされます。
 調達価額は、相続時に庭園設備を現況により取得する場合の価額とされますので、造園業者に施工を依頼するときの価額です。庭石や灯篭、植栽など庭園の材料費用に加え、運搬費、工事費などから構成されます。
 庭木、庭石などの一つ一つに転売価値は乏しく、相続税評価額はゼロとする見方もあるかもしれません。しかし、相続税では、庭園が一体となって生み出す経済的価値を評価しており、同様の仕様の庭園の工事を造園業者に見積もってもらえば、そこで生まれる価値が示されることになります。
 なお、固定資産税(償却資産)においても庭園は、家屋とは別に課税されます。

通達評価の意義
 相続税法の時価は、財産の客観的交換価値とされますが、一義的に確定させることは困難であることから、評価通達によって画一的な評価方法を定めています。これにより、どの納税者が評価しても同じ評価方法となり、納税者間の課税の公平が保たれ、評価手続きに便宜がはかられます。また、税務署にとっても効率的な徴税が行えるメリットが生まれます。そこには評価方法の合理性が前提とされ、形式的な評価を認める根拠となっています。

タワマンの評価は、鑑定評価
 ところで、タワーマンション節税の裁判では、一棟マンションの相続税評価額が評価通達によらず、鑑定評価額で評価されました。通達評価額と鑑定評価額に表される時価との開差が4倍近くになり、評価通達による評価の合理性が失われたこと、また租税回避行為が認定されて課税の公平を損なうものとされたことによります。税務署の職員も納税者も評価通達に拘束されますが、状況によって評価通達で評価されたり、あるいは鑑定評価で評価されたりするのは、納税者にとって信義則に反しており、軸足の定まらない運用がされています。

dailyコラムより
posted by MMIスタッフ at 16:29| Comment(0) | 日記